さくらのVPSはとてもいいサービスなのですが、今時メモリが 512M しかなく ZFS を快適に使うにはイマイチ物足りないのでした。が、やはりそんな声が多かったのかより上位のメニューが公開されたのです。つーか、これにより今までのサービスが最下位扱いになるという点が若干納得いかないのですが(笑)。
さくらに問い合わせてみたところ、サービスのバージョンアップという概念はなく、新規サービスに申し込んで既存サービスは解約するしかない、とのことだったので、ついでに先日発表された 6rd に対応させるべく申し込んで FreeBSD 8.2-R を入れることに決定しました。ホント言うとメモリはいくらあってもいいので最上位の 8G に申し込みたいところですが、初期費用と合わせてなかなかバカにならない金額、というかこれだったら普通にホスティングでいいんじゃねって感じなので、 1.5G のを選択しこないだと同じように Pure ZFS な環境を作ることにしたのです。
メモリがそれなりにあるから、という理由で i386 ではなく amd64 を、ついでに ZFS は8.2-R 標準の v15 ではなく 9-R に入るという話の v28 という構成にすることに(といっても選ぶイメージが違うだけだけど)。で、前回と同じよーにインストールを進めたところ 8.2-RELEASE-amd64.tar.xz のサイズがデカすぎて mfs に置けないという事態が発生。
mfsbsd の BUILD を読んだところ rc.conf でサイズを定義しているみたいだったので、じゃあ公開されているイメージを弄ればいいのかしら、とこんな感じ。
sudo mdconfig -a -t vnode -f /home/goro/mfsbsd-8.2-amd64.img sudo mount -t ufs /dev/md0a /mnt gunzip < /mnt/mfsroot.gz > mfsroot sudo mount -t ufs /dev/md1 /mnt2 sudo vi /mnt2/etc/rc.conf sudo umount /mnt2 sudo mdconfig -d -u 1 gzip mfsroot sudo cp mfsroot.gz /mnt/mfsroot.gz sudo umount /mnt sudo mdconfig -d -u 0
rc.conf はこの行の数字を適当に増やせば OK らしく 128m にしたところ、問題なく 8.2-RELEASE-amd64.tar.xz が置けるよーになりました。
varsize="64m"
そしたら sysinstall を叩いてソースをゲット。ここの記述に従ってパッチをあててモジュール作って設定を行うとあっと言う間に pure ZFS + IPv6 な最先端な環境(?)の出来上がりとゆー具合です。
…嘘、しばらく悩みました。
viでファイルを開き、以下の内容を追加します。青文字の部分は上記で表示されたIPv6アドレスを記入してください。
# vi /etc/rc.conf (以下を追加) ipv6_enable="YES" cloned_interfaces="stf0" ipv6_ifconfig_stf0="2001:e41:3b6a:457d::1/32" ipv6_defaultrouter="2001:e41:3dd3:e07d::1"
との記載があったので、その通りにやっていたのですが正確にはこうで、表示されてないからって赤の部分は消しちゃダメですよね(笑)。
ipv6_enable="YES"
cloned_interfaces="stf0"
ipv6_ifconfig_stf0="2001:e41:3b6a:457d::1/32"
ipv6_defaultrouter="2001:e41:3dd3:e07d::1"
まぁ、気付けよってことですけど。
「続々さくらのVPS1.5GでFreeBSD」への1件の返信
[…] な FreeBSD 9-R に移行することにしたのです。 FreeBSD 8.2-R から 9.0-R にするだけなので、前回やったよーにやるだけ、と思ってデフォルト状態から swap 潰して FreeBSD/amd64 9-R な mfsroot を入れて […]