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その名は OS X Server

だから検索しづらい名前はやめろ、と。


さて、 Lion Server から OS X Server になったことで、名前とバージョン以外にもいろいろと変化が起きました。気付いた範囲で記載すると

  • Server Adminがなくなった!
    無くなったのはいい(その分 Server.app で出来ることがちょっと増えた)んだけど、 Lion Server で Server Admin でやってた細かい設定がことごとく出来なくなりました(設定ファイルをゴリゴリ書けばできるんだけど、 Open Directory だけは勘弁!)。ただし Workgroup Manager だけはここから落とせます。これぐらい Server.app にバンドルしとけばいいのに…。
  • GPLv3 な FreeSoft が無くなった
    気付いた範囲では mailman と roundcube だけですが、結構影響デカいのじゃないかしら? 自分でインストールすればいいだけ、と言われればそうなんですけどねー。
  • ディレクトリ構造が整理された
    unix っぽいディレクトリと、 Mac OS X っぽいディレクトリが混在しているんですが、今回は大分整備されました(おかげでわけわからん)。基本的には /Library 以下に保存されるようになったようです。例えば amavis であれば設定ファイルが Lion Server は /private/etc/amavisd.conf だったのが、 OS X Server は /Library/Server/Mail/Config/amavisd/amavisd.conf に、ログも同様に /private/var/log/amavis.log から /Library/Logs/Mail/amavis.log ですね。…こーゆー変化をドキュメント化して欲しいのだよなぁ
  • ドキュメントが相変わらず貧弱
    貧弱どころどころか公式サイトのマニュアルのリンク先が Lion Server のままだったりしてますが OS X 向けのOS X Server: Advanced Administration はちゃんと用意されています。そのくらい直しとけよ…。って読んでみたらなくなったはずの Server Admin や mailman の記載があるので修正が終わってないって話なのかもしれませんがー。

という感じ。安くなったこともあり、ますます Apple Push Notification Service を使わないのであれば無理にインストールするものではない傾向が強まってますねぇ。というか次で無くなる(か Push Notification だけ独立する)んじゃないのかしらん?

…ちなみに我が家では Lion Server から OS X Server のアップデートに失敗し、 OS は動くけど Mail Server が動かないという切ない状態になり、結局 Lion Server を入れ直して、データを戻して、再度 OS X Server にアップデートすることでとりあえず Mail Server だけは動くようになりました。 Open Directory も動いてるんですが、 SSO が動いていない(kinit でチケットは取れるけど、それを使っての認証がコケる)ので意味ない状態です(苦笑)。改善方法を見つけたら書くかも。

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