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Mac

Open Directory と DHCP

前に dhcpd として動く bootpd と Dynamic DNS の連携ができない、と書いたのだけど、 Apple 様が考える名前解決の流れを理解したような気がするのでメモ。

きっかけは未練がましく bootpd の man を読んでたことなんですが、こんな記載を見つけたのです。

use_open_directory  (Boolean) If this property is set to true,
                    bootpd will look for static IP address to eth-
                    ernet address bindings in Open Directory. Then
                    default value is true.

これはちょっと試してみないと!

 ということで Workgroup Manager.app で登録済みの Mac を表示して、ネットワークを表示させるとこんな具合。

 Ethernet ID は Mac を入れればいいとして、 IP アドレスは DHCP から割り振られるんだから入力する必要ないよなー、と今まで放置していたのだけど。

せっかくテストするんだからと DHCP の割当レンジが 192.168.0.51-100 となっている中 192.168.0.21 を入力して保存。その後ネットワークから DHCP リースを更新、をクリックすると 192.168.0.21 が割り振られたのでした。気持ち悪いッ!(笑)

Open Directory で設定した IP が DHCP 経由で Mac に割り当てられるのはいいとしても、名前は DNS に反映されないので、 Open Directory に設定した名前と IP の組み合わせをひとつひとつ DNS に登録する必要はあるのですが、一応クライアント側でなにもしないでも名前解決が出来るようになる、という目標は達成できたような気がします…?

というか、これだと結局 DHCP の静的マップを使うのと何ら違いはない気がするんだけど、そこら辺どーなんだろう? クライアントの設定を配るためには Open Directory へのクライアントの登録が必要で、であれば Open Directory でまとめて設定してしまえば楽で、しかもクライアントをキッチリ管理できる? でも拠点毎にサブネットが違うとか有線と無線でサブネットが違うとかゆーネットワークの場合、この設定を入れることで余計にハマる気がするんだよなぁ。ここら辺を解説した書籍なり開発者からのコメントなりなんなりがあったら読みたいところデス。

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