初代 touch を使ってた時から動画を変換するのに HandBrake を使っていたのですが、最近開発が停滞気味なのか、 iPad 向けのプロファイルがついたバージョンがリリースされない!
でももしかして trunk のソース引っ張ってビルドしたら iPad 対応してるんじゃないか、と期待してやってみました。
ドキュメントを確認すると yasm が必要らしいですが、 pkgsrc のなにかの依存関係(多分ffmpegだろう)によって既に入っていたのでそこは飛ばして
svn co svn://svn.handbrake.fr/HandBrake/trunk hb-trunk cd hb-trunk ./configure --launch
とするだけ、と思ったらエラーで終わる不思議。なんでだろう? と思ったら pkgsrc の tar が HandBrake が期待するオプションに対応していないって話でした。 MacOS X 純正(?) の bsdtar でも大丈夫なんだけど、 gnu tar のほうがより望ましい雰囲気を configure から読み取ったので pkgsrc から archives/gtar を突っ込んでみたところ、あっさりとビルドできたのでした。
で、起動してみたところ、期待通りに iPad のプロファイルが追加されてて一安心
それはそーと BUILD-Mac を読んでみたら Universal Binary の作り方が乗ってたのでそれにもチャレンジ!
素直に作ろうとすると ppc-64 のバイナリを作ろうとしてエラーになるので HandBrake の一番上のディレクトリに custom.defs を作って
UB.archs = i386 x86_64 ppc
なんて書いてあげてから
./configure --disable-xcode
cd build/
make ub.build.serial
make ub.combine
とすると build/ub.combine の下に Universal Binary な HandBrake が出来上がるのです。
ちなみに 64bit な HandBrake を使って DVD の読み込みをすると 64bit 版 VLC を要求されてハマるので素直に 32bit 版を使うべき(笑)